防衛予算とその財源 Q&A 〜その3
ロシアがウクライナに侵攻して以降、自由主義諸国であるＮＡＴＯはウクライナに武器などを送り支援を続けています。ＮＡＴＯ諸国は（日本と同じく敗戦国で国防費を増やすことに消極的だったドイツも含め）それぞれ国防予算をＧＤＰ比２％まで増やすことを決めました。これは「自分の国を守るためのコストをそれぞれの国が負担しよう」という国際基準となりました。
自分で自分を守る努力すらせずに、いざ自分が襲われた時に「助けてくれ！」と叫んでも、誰も助けてはくれません。「それぞれの国が自分で平和のコストを負担した上で、それでも襲われた時にはみんなで助け合う」という枠組みの中に日本も参加する。それが防衛予算=ＧＤＰ比２％の意味です。
