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検察庁法改正・論点5

「なぜ内閣委員会で議論するのか?」

 論点2で触れたように、与党は社会課題の解決のため一つでも多くの法案を速やかに成立させたいと思っています。
そのため、関連が深い複数の法案を束ねて一つの委員会で審議することがあります。
これを「束ね法案」と言います。

論点1で触れたように、国家公務員の定年延長は検察官の定年延長と相関関係があります。
(国家公務員だけ定年延長したら検察官の定年を超えてしまうよね?それは検察への不利益なので検察官の定年も65歳に合わせますよ!という議論)。
その関係を委員が理解して議論するためにも、一つの委員会で総合的に審査する仕組みです。

国家公務員と検察官では国家公務員のほうが検察官を包括する概念なので、国家公務員全般を所管する大臣のもと、内閣委員会で審査をする(していた)わけです。