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納税猶予、国税に物申す

新型コロナに関する経済対策で多くの方からご要望のあった納税猶予、私が部会長代理を務める自民党の財務金融部会で採用に至りました。

しかし福岡の友人が納税猶予を申し出たところ、要件に合致しないということで断られてしまいました。
その友人は現時点で納税できるだけの余力があったため「将来が不安というだけではダメ」と断られたそうです。
しかしこのコロナ不況はこの先どこまで続くかわからず、さらにはロックダウン説まであるなら手元資金は残しておきたいのが人の心です。
税は公平に払うべきものではありますが、払わないつもりではないので、一年の猶予は柔軟に対応してほしいと国税局に物申しました。

また同じ窓口で「延滞税がかかる」「罰則がある」と言われたそうです。
私の記憶する延滞税は14%とかだったので、目玉の飛び出る高金利だとたまげました。

国税局に聞くと、今の延滞税は通常時で8.9%、新型コロナによる納税猶予の場合は1.6%とのことでした。
融資でも普通の場合は1.6%くらいの金利なので、「融資より納税しない方がお得」になってはモラルハザードを起こすという理由でそうなっているのでしょう。

罰則があるというのもひどい物言いです。
最終的に長期滞納すると差押えなどになる可能性があるという意味だったかもしれませんが、困って窓口に来る方の気持ちを逆なでするものです。
税務署にはもう少しコロナ不況の特殊性と国民の切迫感を理解した対応をしてもらいたいと、皆さんになりかわって強く意見しました。