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和牛券?について

自民党が経済対策で和牛券(?)を配ろうとしている…ということでボコボコに叩かれております。

私はその議論の中にいた者ではありませんが、なぜそういう施策が提案されたのかについては十分な理由が推察されますので、私なりの見解を示したいと思います。

今回の経済対策は党を挙げて大規模に行うということで、全ての部会に必要な施策を取りまとめるよう指示がなされました。
おそらく農林水産部会において和牛券(仮にそう呼びます)という案が出たのだと思います。
全ての国民は消費者にあたるので、一般国民の声を反映するのは消費者目線の施策でしょう。

一方で、国は消費者だけでは成り立ちません。
生産者や販売者が健全に育ってこそ、消費者のもとに良い商品が届きます。
自民党は生産者や販売者にも入念なヒアリングを行い必要な施策を検討します。

種の開発に永年心血を注ぎインターナショナルブランドを築き上げた和牛。
飼育に莫大なコストをかけて育てた和牛。
24時間目を離さず家族のように育てあげた和牛。
その和牛が新型コロナの影響で売れなくなり、価格が暴落しています。
高級な肉ほど外食の落ち込みで影響を受けています。
このままでは和牛農家は莫大な借金を残して潰れてしまう!なんとか助けてくれ!という悲痛な声があったのだと思います。

和牛農家が潰れたら、私達は世界に誇る本物の美味しい和牛を食べることができなくなります。
和牛に憧れ世界中からやってくるインバウンド客に和牛を提供できなくなります。
その挙句、日本から種を盗んだ某国や勝手にWAGYUを名乗る偽和牛が世界市場を席巻します。
そんなことにならないよう、日本が世界に誇る本物の「和牛」を守るために、こうした施策が検討されたのだと思います。

政府与党は結果責任ですので、困難な時ほどバカだの役立たずだの叩かれます。
どんな声も甘んじて謙虚に受け止めたいと思いますが、いろんな人の思いが詰まった施策については正しく理解してほしいと思う次第です。

ちなみに私が部会長代理を務める財務金融部会では、納税猶予や、公庫以外でも無担保無金利融資を拡充することなどを取りまとめました。