6月17日
宮古島に行き、陸上自衛隊 宮古島駐屯地と航空自衛隊 宮古島分屯基地を視察しました。
沖縄と宮古島の間(宮古海峡)は約260kmと広く、東シナ海から太平洋へと抜ける重要な海峡となっています。宮古島の自衛隊は、空自のレーダーで脅威を発見し、陸自のミサイル部隊でその接近を抑止する等の役割を負っています。
駐屯地に入るとすぐに、「黒鷹の勇士」と名付けられた慰霊碑に献花しました。これは令和5年4月に宮古島沖で墜落したUH-60JA(ブラックホーク)の乗員を悼み、今年建立されたものです。着任したばかりの第8師団長はじめ10名が亡くなり、本当に痛ましく悲しい事故でした。
部隊や機能も増強されている宮古島では、宿舎を増やし住環境も整備されています。そもそも水不足な上に、石灰質の硬水が水道管を詰まらせるなどの対策も必要となっています。
保良訓練場では覆道射撃場を視察しました。伏せて打つだけでなく壕の中から立って打つ訓練もできます。300m離れた標的に裸眼で当てるのだからたいしたものです。
基地反対派から罵声を浴びせられる隊員や家族のお話も聞きました。ヘリ視察ですら命懸けだというのに、守っているはずの国民から罵倒されるなんてやりきれない思いでしょう。自衛隊員に最も必要なのは、処遇の改善より先に国民からの感謝とリスペクトだと思います。