5月6日
朝7時10分から、ウランバートル郊外の日本人死亡者慰霊碑を訪問し、献花しました。第二次大戦後、ソ連によるシベリア抑留のうち約14,000名の日本兵がモンゴルに移送され、強制労働させられました(うち約1,700名がモンゴルで死亡)。私は10年前にもここを訪れており、その時と同じく「ふるさと」を独唱し、祖国に帰りたかったであろう御霊を慰めました。
次の予定まで時間があったので、急遽、モンゴルの国防大学を見学させていただきました。日本の防衛大学を卒業したモンゴル教官が、急ごしらえとは思えない見事なプレゼンテーションをしてくれました。
8時半から日•モンゴル防衛副大臣会談を行いました。昨夜懇親をはかったバヤルマグナイ防衛副大臣と、今後の日蒙防衛協力をどう進めていくか意見交換しました。
10時50分、モンゴル陸軍司令部を訪問し、ツォクトジャンガル陸軍司令官と会談しました。司令官の息子さんも日本の防大を卒業し、モンゴルの陸軍士官となっています。
ロシアと中国に囲まれたモンゴルは「第三の隣国」という概念で経済や安保交流の多角化を図っています。中でも日本は一番のパートナーとして期待されています。
13時にはウランバートル空港を出て帰国の途に。仁川空港で乗り換え、成田空港には21時05分に到着。ほとんど移動の弾丸ツアーでしたが、たいへん喜ばれ実のあるモンゴル訪問となりました。