5月3日 #美しい日本の憲法を作る福岡県民の会 が、主催する第4回 #憲法フォーラム にて、活動報告の時間をいただきました。
憲法改正を推進する集まりで「なぜ憲法改正が必要か?」といった話をしても釈迦に説法なので、「 #なぜ憲法改正が進まないのか?」という話をしました。
第二次安倍政権以来、衆参3分の2を確保していても憲法改正が少しも前に進みません。「自民党は何してるんだ!」とお怒りの方も多いことでしょう。
しかし憲法改正を多数決で、決めてしまうことのできない理由があるのです。
立法府である国会の役割は、国民生活のために予算と法律を作ることです。
1月から6月まで150日間の通常国会では、3月末までに予算を仕上げ、4月から法律を成立させなければなりません。
そうしたタイトな日程の中で与党が「憲法審査会を開きたい」と言うと、野党は「モリカケが解決しないと」「桜の会が終わらないと」議論に応じられないと言います。
それでも与党が憲法審査会を開くと「信頼が損なわれた」と言って、憲法審査会を含む全ての委員会の審議をストップします。
これで数日国会が空転するのです。
決められた時間の中で、予算や法律を成立させることは国民生活のために必須なので、与党は憲法審査会を諦めて他の委員会を動かすことになります。
このように野党は「国民生活を人質に憲法議論をさせない」という戦術を8年以上行ってきました。
議論をすれば採決しなければならない、採決すれば多数決で結果が出る、それを嫌がる政党が議論に応じないという戦略を用いています。
立法府が議論に応じないというのは、民主主義の否定です。
国民生活が人質になっている以上、政治の力では前に進めることができません。
国民世論の後押しが必要です。
国民は憲法議論を望んでいる!野党は憲法論議に応じよ!という声を野党に突きつけていただきたい!そうした内容を訴えさせていただきました。