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博多の歴史遺産、筥崎宮

7月1日 朝6時半、博多祇園山笠のお潮井(お清めの真砂)を取りに筥崎宮に参りました。他の流は夕方にシオを取りに行くので「お汐井取り」と書きますが、中洲流は朝取りに行くので「お潮井取り」と書くそうです。筥崎宮から櫛田神社をお参りした後、中洲の山小屋にて御神入れ(ヤマに神様を入れる神事)が行われました。

翌2日、筥崎宮にて茶道裏千家の千宗室お家元による献茶式が開催されました。大変多忙なお家元が毎年筥崎宮に来られて献茶するのには訳があります。太閤秀吉が九州を平定した時、この筥崎宮に陣を構え、千利休と茶会を催したのです。茶の伝来から茶道の発展、博多には文化の歴史が息づいています。お家元の献茶を受けたのは私の友人でもある田村邦明 筥崎宮宮司。新宮司となって初の献茶式に参加させていただいて、私も感無量でした。こんなに濃厚な歴史を持ち、それが暮らしに密接に生きている博多の街・文化を、本当に大事にしなければと思いました。