福岡の安全
ここ数年、治安に対する県民の不安が高まっています。福岡県議会・平成17年2月議会において、私は県警に対して治安対策の質問をしました。県警も「県下の治安回復」を最重要課題と考え、犯罪の抑止と検挙に向けた取り組みに力を入れています。にもかかわらず4月には、西公園から唐人町にかけての地区で店鋪の空き巣被害が連続しています。私の知る限りにおいても3カ所7店舗が、深夜裏口から窓を壊されるなどして侵入されました。
議会で発言するだけでは犯罪はなくなりません。県警の目に見える活動(巡回・捜査・検挙)が必要です。さらに警察の努力だけでは犯罪は防げません。警察が365日24時間、全ての街を見張ることは不可能です。地域の防犯活動や各戸の侵入防止策なども必要だと言えます。犯罪を助長してしまいますので、店舗内にお金を残して帰らないようにくれぐれもお願いします。今回のおにきどんタイムズは「治安対策」特集を予定していましたが、3月20日の福岡西方沖地震を受け、より広いテーマで「福岡の安全」を考えたいと思います。
福岡西方沖地震
まさかの福岡大地震!
平成17年3月20日午前10時53分、福岡を震度6弱の地震が襲いました。そのとき私は会合に向かう途中、博多駅の構内にいました。歩くこともできない激しい揺れ、ざわめく人々……。揺れがおさまると皆、整然と駅の外へと避難し、幸いパニックには至りませんでした。しかしそれから交通機関がマヒ、電話も不通となり、家族の安否もわからない状態がしばらく続きました。
激しい被害
当日の混乱はもとより、被害の大きさは日を追うごとに明かになってきました。中央区内では今泉〜赤坂地区にかけて被害が大きく、一般の事務所でも百万円単位で被害があったという話も聞いています。
業種で言えば、割れ物を扱う酒屋さんや骨董品屋さんが、大量の商品の破損被害に遭いました。大名地区に多い飲食業においては、厨房設備・食器備品・いけす等の破損により大きな被害を受けました。休業を余儀なくされた場合にはその日数分の売り上げもなくなる訳ですから、ますます大損害です。
福岡の台所である鮮魚市場も被害がひどく、魚の荷揚げができない状態でした。一般住宅も大きな被害がありました。マンションは地区により激しい損壊があり、また高い階ではひどい揺れによる被害が目立ちました。あいつぐ余震におびえる日々、住民の心のケアも大きな課題です。
かたよった報道の弊害
マスコミの映し出す震災被害は部分的であり、偏っていたように思われます。震災当日は中央区内各地の小学校体育館や公民館が、避難所として開放されていました。にもかかわらず、テレビが一部の体育館ばかりをクローズアップしたため、避難者がその地区に集中し受け入れられないほどになりました。また、一部の被災地ばかりにスポットが当たることに不快感を持たれた他地区の被災者の方も多かったようです。これらはマスコミだけの問題ではありません。「メディアに取り上げられていることが世の中の全てなのではない」ということを、私達は自覚しなければなりません。
行政の課題
行政の対応にはどんなものがあるのでしょうか? まず、道路や港湾といった公共インフラの復旧があげられます。個人向けには仮設住宅の建設や住宅相談、公立学校の授業料や県税の減免などがあります。事業者向けには低利の融資制度や既存融資の返済猶予などがあります。被災者みんなに直接お金を配るようなことは、財政上不可能であることをご理解いただきたいと思います。
私のところに寄せられた苦情は、やはり「縦割り行政」の弊害によるものでした。県庁に行くと「市に行ってください」と言われる、市役所に行くと「区役所に行ってください」と言われる、区役所に行くと「住宅課に行ってください」と言われる……。いわゆる「たらい回し」です。市と県の連携、各部署間の連携、これは日頃からの訓練が徹底されていないことの表れかもしれません。
6月議会では、地震対応そして縦割り行政について、行政の改善を促したいと思います。まだまだ行き届かないこと、住民ニーズとずれていることなどもたくさんあるかもしれません。ぜひ皆さんの声を聞かせてください。
| ▽緊急経済対策資金特別枠▽ | ||
|---|---|---|
| 対 象 | : | 「福岡県西方沖地震」の被災中小企業者 市町村の罹災証明または消防署の被災証明を受けた方 |
| 融資限度額 | : | 5000万円以内 |
| 融資利率 | : | 0.9% |
| 保証料率 | : | 0%(福岡県負担) |
| 融資期間 | : | 7年以内(据置期間2年以内) |
| 受付期間 | : | 平成17年4月4日から9月30日まで |
| 詳しくは、事業所所在地の商工会・商工会議所・中小企業団体中央会へ! | ||
防犯について県警に提言!
2月議会での警察への質問内容は以下のとおりです。詳しい内容は6月頃福岡県議会のHPにアップされる予定です。
※
=鬼木
=県警本部長
深夜、非行少年がたむろしたり、強盗に狙われたりするコンビニエンスストア。放っておけば犯罪が発生しかねない状況だが、ここをパトロール拠点とすることで防犯に活かせないか?
犯罪の未然防止と地域住民の不安解消に向けて、コンビニの重点パトロールを強化する。
同じくタクシー業者についても、連携することで防犯機能を持たせられると考えるがどうか?
タクシー協会と連携し、事件情報の交換などを通じ深夜の防犯態勢を推進する。
頻発するひったくりに対する解決策が必要である。今後の取り組みは?
ひったくりのうち半数近くは盗難バイクを使用していることが明らかになっている。バイク検問による盗難車段階での検挙をはじめ、ひったくり特捜班による検挙と抑止に一層力を入れていく。
マンションの一人暮らしの女性を狙った性犯罪が横行している。未然防止策として、防犯仕様のマンション基準を作ってはどうか?
出入り口の強化や見通し確保、エレベーター内のカメラ設置など、環境整備を促進する。防犯モデルマンションの認証については、自治体や防犯協会等と協働し、促進していきたい。







