おにきどんタイムズweb版

特集:ホームレス問題

おにきどんタイムズ第10号:2004年8月発行

ホームレス問題の現状

ブルーシートを張り、公園に定住するホームレス者たち今、福岡県で大きな社会問題となりつつあるのが「ホームレス問題」です。ブルーシートを張り公園に定住したり、ダンボールを敷いて駅の出入口で生活している様子を目にされた方も多いことでしょう。ホームレス者は都会に集中します。コンビニやファーストフードの残飯など、食べるものがあるからです。福岡県のホームレスの9割は福岡市と北九州市に集中しています。全国的に見てもホームレス人口は、大阪・東京・愛知・神奈川そして福岡と都心部が上位を占めています。「治安が悪化する」「景観を害する」住民の不安の声が増加しています。「なんとかしなくてはならない!」と、平成16年度6月議会において、一般質問として取り組みました。

根本的な解決のために

近隣住民の声として多数を占めるのは「とにかくここからいなくなってほしい!」という強硬な排除論でした。しかし、追い出すことは根本的な解決につながりません。現地点から追い出しても、彼等はそこからどこかへ移動するだけで、またどこかで同じ暮らしをするからです。ホームレス者の自立を計り、社会生活への復帰を果たすことが必要です。

■どういう施策が必要か?

県はホームレス者にアンケートを取り、実態を調査しました。これにより、傍目には気楽に見えるホームレス生活も、現実にはたいへん過酷であることがわかりました。とても好きでやっているなどと言えるような生活ではありません。また、NPOの調査ではホームレス者の8割以上が仕事を必要としていることがわかりました。失業や倒産などといった理由でホームレスになってしまった人達にとって、住居や仕事の確保が自立のための大きな問題です。このため私は緊急一時宿泊施設(いわゆるシェルター)を作ることや、廃校となった学校の有効活用などを提案しました。また、ホームレス者の就業支援や、健康上のケアが必要だとも訴えました。

■「野宿支援」でなく「自立支援」

ここで問題になるのが「働かずに人に迷惑をかけながら暮らしている人を、税金を使って保護する必要はない!」「一般の人達も仕事や住居で困っている。ホームレス者ばかりを特別扱いするのか!」というご批判です。

確かにホームレス者ばかりを特別扱いする訳にはいきません。努力しない人を税金で世話する「野宿支援」ではいけません。野宿生活から脱却しようと努力する人のための「自立支援」でなければなりません。そうして街や公園からホームレス者の姿が減っていくことが理想です。

県の回答

今回の議会質問と回答は9月ごろには県議会のホームページに公開されます。詳しい内容はそちらでぜひご覧ください。ここでは簡単に回答の要約を載せます。

▼ホームレス問題に対する県回答の要約

ホームレス問題・まとめ

なんと、福岡県のホームレス増加率は全国一位です。排除一辺倒ではなく、根本的な解決を図っていかなければなりません。アジアの玄関口である国際都市として、美しく住みやすい街づくりが必要です。そのためには、県だけでなく政令市の協力も不可欠です。

発展の陰にひそむこの問題の解決にむけて、これからも積極的に活動したいと思います。

御礼と反省とこれからの決意を語る会にて、演説する鬼木まこと

当選後初の集会を開催!

さる7月24日、福岡市民会館の小ホールにて“おにきまこと・御礼と反省とこれからの決意を語る会”を開催しました。当選後初の集会ですので「応援していただいた御礼」「この一年間、支援者の方々と接する場が持てなかった反省」そして「これからの県政にかける決意」を伝えたいということで、こんなに長いタイトルになりました。猛暑の中、300名を越える支援者の方々にご来場いただきました。ゲストのスピーチや、映像による活動報告、余興として取り入れた「県議会トリビア」、鬼木誠演説、などなど、盛りだくさんの内容でした。

会の最後に「おにきどんタイムズ」を通じて双方向の意見交換を行うという趣旨の「タイムズ会」の設立について話し合いました。会員の方には年会費無料で「おにきどんタイムズ」を郵送させていただきます。「おにきどんタイムズ」は議会閉会中に作成し、年4回発行することに決まりました。皆さんの声を県政に反映させていきたいと意気込んでいます。どうぞ、ご意見をお寄せください!

7月24日の集会アンケートで沢山のご意見をいただきました。ありがとうございました!


みなさんの思いを県政で実現できるように、これからもしっかり頑張ります!