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特集:元気フクオカ資金

おにきどんタイムズ第9号:2004年4月発行

私は、選挙期間中から景気の回復を公約に掲げてきました。
当選後の現在も、経済分野の委員会に所属し、積極的に活動しています。
常任委員会では商工生活労働委員会に所属、特別委員会では景気・雇用対策調査特別委員会の副委員長をさせていただいています。
「景気・雇用って言ったって、グローバル化した経済に対して県で何ができるんだ!?」と、言われるかたもおられますが、県レベルでできることがたくさんあります。
経済はグローバル化してダイナミックに動いていますが、地域の活力差が大きくなり、地域間競争が激化してきています。活力ある福岡経済、競争力ある福岡経済づくりが今後も大きな課題であることは間違いありません。
さて、平成15年12月議会では、中小企業への無担保資金供給新システムの創設が目玉となりました。「地価下落などにより担保に乏しい中小企業への円滑な資金供給のため、担保や保証人に依存せず、業績重視の融資制度を創設する」というのが趣旨です。

この融資の特徴

元気フクオカ資金とは……

  1. 担保不要!
  2. 第三者保証人不要!
  3. 使い道は運転資金に限る
  4. 返済期間は最長10年!(運転資金の返済期間としては異例の長さであり、長期化によって月々の返済額は少なくなります)
  5. 新しい審査システムで迅速な回答(CRDというシステム。詳しくは後述)
  6. 金利は各金融機関ごとに設定
  7. 融資限度額は5000万円

担保も保証人もいらなくて、審査が早くて、返済期間も長い!こんな融資がなぜ実現できたのか?その仕組みを説明しましょう。
まず、この融資で使用されるCRDシステムにその秘密があります。このシステムは、我が国初の中小企業に関する大規模データベースであり、経済産業省・中小企業庁のリーダーシップにより作られました。信用保証協会を中心とした300万件とも言われるデータをもとに企業の信用度を判定します。データが豊富である分、融資に対するリスクもあらかじめ厳密に計算できるわけです。また企業の財務データから割り出すため、2〜3日で審査結果が出ます。
また、もうひとつ画期的なのが、融資のリスクを金融機関保証協会とが三者で負担するということです。いままでは保証協会が独自で審査し、全リスクを負っていましたが、今回は県も金融機関も一定のリスクを負担しました。平成15年12月19日から平成16年3月31日まで、総額500億円の融資枠に対し、県は2億円(融資期間であるむこう10年分)の損失負担をあらかじめ措置しました。

元気フクオカ資金のしくみ図

この融資制度の課題

調子よく、いいことばかり書く訳にもいきません。融資である以上、いいことばかりではありません。「誰にでも、いくらでも」という融資は存在しないのです。貸し手がリスクを負う以上(金融機関にとってはお客様から預かった預金であり、県や保証協会にとってはみなさんからの税金なのです)、一定基準での審査があり、お断りされることがあるのです。今回は「担保や保証人をつけない業績重視の融資」という趣旨なので、業績が審査基準を満たさない場合は融資できません。一部新聞報道ではこの融資の良い点ばかりがクローズアップされたため、期待が大きかった分だけ融資を受けられなかった方々の落胆も大きいものでした。

また、融資の前提条件としていくつかのハードルがあり、この条件を満たさなければ融資対象となりません。

  1. 県内に主たる事業所を有し、業歴1年以上
  2. 申し込み金融機関との融資取引が1年以上で、延滞がないこと
  3. 県税を完納していること
  4. 今回の借り入れ可能額は月商の2倍以内
  5. 現在の借り入れ総額が月商の6倍以内であること

「ハードルが高い!」「融資対象者が少ないのではないか?」いろいろな苦情が私のところへも入ってきます。この融資は昨夏から県と金融機関と保証協会が、討議を重ねに重ねて作ってきました。年末資金に間に合わせるべく、12月議会の補正予算のギリギリまで検討されました。できるだけ多くの方々に有効な資金がいきわたるよう精一杯の調整がつづけられました。なにとぞご理解いただきたいと思います。
とにもかくにも、新融資制度はスタートしました。ここがゴールではありません。不備の点、至らない点も多々あろうかと思います。一歩ずつ改善を重ね、使い勝手の良いものにしたいと思います。より良い融資制度のあり方について、みなさんのご意見を聞かせてください。

若手県議の全国ネットワーク設立!!

昨年11月20日、大阪にて「全国青年都道府県議会議員の会」が、超党派で設立されました。
これからの日本に問題意識を同じくする、同世代の若き政治家たちと親交を深めました。
サラリーマン出身、秘書出身、官僚出身、と多彩な顔ぶれです。
なかなかの論客ぞろいで、歯ごたえある議論をくりひろげました。
今でも、遠く離れていても、メールを通じ全国で情報交換を続けています。