第9講の今回は「ブラジル訪問記~議員視察とはどのようなものか」をテーマに講義。19時より福岡市民会館にて開催。約2時間にわたる講義・質疑応答の後、場所を居酒屋に移しフリーディスカッション。参加者は17名。


- 講義ノート
- 福岡県の「ブラジル日本移民百周年・記念訪問」の様子を、映像を使って解説。連日行われた日系人の熱い歓迎と交流の様子や、ブラジルにおける日本移民の活躍を伝えた。またそれらを通じて鬼木が感じたこと学んだことをレポートした。以下は講義のハイライト
- ブラジルは日本の23倍の国土に1億8千万人の人口を持つ。食糧・資源に恵まれた新興国でありBRICsの一角を成している。
- 1908年に笠戸丸がサントス港に着いて以来、今年が日本からの移民100周年。日系人口は140万人を超え、世界一の日系人社会を形成している。
- 福岡県は炭鉱離職者などを中心に、熊本・沖縄に次いで多くの移民をブラジルに送った県である。県人会は今でもしっかり組織されており、本国・福岡とのつながりも深い。
- 日本移民はコーヒー農園などで奴隷同然の労働を強いられたが、その苦労の中、持ち前の勤勉さ誠実さでブラジル社会で信用を勝ち取っていった。
- 「ヨーロッパ系移民は移民後まず教会を作ったが、日本移民はまず子弟のための学校を作った」と言われている。日本移民は苦労の中でも子弟に十分な教育を与えた。
- 日本式の教育を受けた二世以降の日本移民は知的労働に従事するようになり(医者・官僚・政治家など)、ブラジル社会において高い地位と信頼を得ることとなった。
- 日系人の故郷に対する思いは強く、福岡からの大訪問団にいたく感動していた。また思いの分だけ日本の現状に対する問題意識も高く、政治・教育に対する憤りの声も多く聞かれた。
次回、第10講は8月31日(日)18時から開催予定。場所は中央区荒戸の市民福祉プラザ(ふくふくプラザ)603研修室。テーマは「政治家という人生~道なき道の歩き方」。 どうすれば政治家になれるのか?選挙に当選すれば政治家なのだから、そこに至る道は無数にある。
誰もが被選挙権を持っているのだが、その権利を行使することはきわめて稀なことである。政治の道へ踏み出す様々な方法・類型や、政治家のやりがいや苦労について講義する。





