第6講の今回は「道路特定財源の功罪~問題の本質はどこにあるのか?」をテーマに講義。18時より、当仁公民館にて開催。約2時間半にわたる講義・質疑応答の後、場所を居酒屋に移しフリーディスカッション。参加者は16名。
次回は5月25日(日)18時から当仁公民館にて開催予定。テーマは「チンパンジーに学ぶ政治力学~リーダーとは?秩序とは?」
- 講義ノート
道路特定財源についてこれだけ連日マスコミに取り上げられているにもかかわらず、問題の本質が理解されていないと感じることが多い。これではいかん!と、急遽テーマとして取り上げた。
まずは道路特定財源の問題点を洗い出した。マッサージチェアやタクシー券などの無駄遣い、必要な規模を超えた無駄な道路、道路族や国交省の利権の温床となっていること、暫定なのに長期化していること、ガソリン価格などが国民生活を直撃していること等……。
次にこの税がなくなれば国民生活にどういう影響を及ぼすのかを挙げた。国と地方で2兆7千億円もの歳入欠陥がおこること、道路・橋の新規整備はおろか補修さえもできなくなること、既存借入金の返済財源もなくなるためそのしわ寄せが国民生活分野にも及ぶこと等……。無駄遣いを許してはならないのは当然だが、そればかりを強調し2兆7千億円の歳入欠陥を起こして国民生活を混乱させてはならない。国民に迷惑がかかるとわかっていながらそれを政局に利用するやり方は言語道断である。まず今必要なのは国と地方の平成20年度の歳入を確定させること。次に道路特定財源の使い道について精査すること(ざっくり言えば、一般財源にしても良いし、税率を下げてもいいと私は考えている)。またもっと本質的なことを言えば、単年度で予算を使い切るという公会計の仕組み自体を改革すべきであると考える(無駄遣いについてはここが本質だと思う)。
2時間みっちりと道路特定財源について講義。ワイドショーなどでは勉強不足の司会者やコメンテーターが言いたい放題言って、問題の本質が正しく議論されていない。何が問題で何をどう改革すべきなのか、報道や国会の現状がどれだけ不健全なのかを伝えた。





