二期目ともなると陳情も増えてきます。是は是、非は非としながらも、できるだけのことはしてあげたいという気持ちでさまざまな相談にのっています。最近受けた相談2件には、ある共通点がありました。
ひとつは屋台に関する相談。福岡市の屋台は、現在営業している一代限りにおいて営業を認められています。つまりその営業者が廃業したときにはその営業権を他人が引き継ぐことはできないということです。屋台ファンの中には「このままでは福岡から屋台が消えてしまう!」という危機感があります。福岡の文化であり観光資源である屋台を守りたいという意見が、一方で存在しています。
ところがもう一方、屋台を快く思わない市民がいるのも現実です。ビジネス街の真ん中、歩道一杯に広がる屋台。水や油を公道に流し、野菜くずや酔客の吐瀉物が放置される状況…。
そもそも公道上で商売をしてはいけないという道路行政の大原則から言えば、屋台の立場は弱いと言えるでしょう。それでもなんとか屋台が存続しているのは、根強い屋台ファンの愛情とそれに一定の理解を示す行政とのギリギリの調整によるものではないでしょうか。
もうひとつの相談は海水浴場に関するものです。これも二つの意見がぶつかりあっています。
公共の土地を海水浴場として利用したいという海の家に対し、利用者や海の家のマナーの悪さやルール違反を理由に利用を制限するというトラブルです。海水浴は確かに市民の楽しみですが、深夜まで花火をして騒いだりゴミを散らかしたりといったことで、地域住民からの苦情が絶えません。
市民の楽しみと市民の迷惑は表裏一体です。硬いことを言うようですが、マナーやルールを守ってこそ自由や権利が主張できるものです。





